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先天色覚異常の早期発見のために

[2024.07.18]

皆さま、こんにちは!

最近、主に小学生、中学生の患者さまの色覚検査をすることが増えてきました。

一般的には男性の20人に1人、女性の400人に1人の割合で、先天色覚異常の方がいると言われています。

性染色体の影響があるために、先天色覚異常は圧倒的に男性に多いです。女性は保因者となるケースがあります、

学校検診で指摘を受けた、ご両親さまがお子様の生活上での色の見え方を不思議に感じた、あるいは血縁のあるご親族に先天色覚異常があったから、お子様の色覚は問題ないか、調べてほしい、といったことで、親子で当院を訪れる方々がいらっしゃいます。

当院では、石原式色覚検査という、非常に歴史のある色覚検査を実施しております。

先天色覚異常が判明すると、お子様、あるいは、ご両親さまに、将来的に就業出来ないお仕事のご説明をさせていただいています。

色覚異常のある方が就業出来ない職業は多岐にわたり、

警察官、海上保安官、入国警備官、自衛官、消防官、パイロット、電車・新幹線の運転手、海技士、宇宙飛行士、皇室護衛官

などがあります。

「ぼくは将来、おまわりさんになるんだ!」

「夢はパイロットか宇宙飛行士!」

と、夢を持っているお子様は数多くいらっしゃると思います。

そういうお子様がいらっしゃるご家庭で、「この子は色の見え方が普通と違うのかな?」とご不安をお持ちでしたら、小学生低学年くらいから、色覚検査をすることをお勧めします。

検査を実施し、お子様に色覚障害があった場合は、今後、どのようなことをお子様にしてあげられるか、私たちもご家族さまと一緒に考えさせていただきます。

男の子には意外に多く先天的色覚異常の患児さんが発見されています。

皆さまも、お子様が普段、色がどのように見えているか、ぜひ一度ご確認くださいませ。

倫子アイクリニック

院長 松原 倫子

 

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