11月17日は世界早産児デー(World Prematurity Day)です👁️
皆さま、こんにちは!
本日は、一年に一回のお琴の発表会がございましたので、市民ホールにて、これまで練習し続けてきた琴曲「折鶴」を演奏しました🎶
10カ月ほど練習してきた成果もあり、お師匠さまを含めて7名で、2羽の折鶴が優雅に舞う姿を優美に表現出来たと思われました。
曲が終わった際にホールの皆さまから盛大な拍手👏👏をいただいたとき、ああ、一生懸命に練習を続きてきて本当に良かった‼️と感じました。
お琴のお師匠さま方が、私たちの発表の後に、難易度の高い、「春の海」を弾かれましたので、お写真や動画を撮らせていただきました。
ところで「春の海」の演者の中に、1人、若い青年がお琴を奏でておりました。
青年のお母様がおっしゃっていましたが、その青年は、出生時に未熟児で生まれ、未熟児網膜症を発症してしまったそうです。
両眼をレーザー加療されて以来、片眼がほとんど見えず、もう片眼も視力がかなり不良ということでした。
眼がほとんど見えない分、音感が非常に強いため、今回お琴を弾く際も、その青年は楽譜無しで美しい音を奏でていました。
私はかつて、昭和大学附属病院のNICUで未熟児網膜症の診察・加療に携わっておりましたが、その際にレーザー治療・硝子体注射💉をした患児の皆さまは、無事成長されたのなら、今はどうされているのだろう…と物思いに耽りました。
ちなみに本日11月17日は世界早産児デー(World Prematurity Day)です👶
未熟児の救命率は次第に上がってきていますが、少子化の影響も大きく、最近は未熟児網膜症で社会的失明に至るお子様の数は減少している様です。
私はもう開業医となりましたため、未熟児のお子様の眼を診察することはほぼなくなり、NICUを卒業したお子様の眼の悪化が無いか、定期検査をときどきしております。
未熟児になる人がより減少しますように、また未熟児網膜症となり、治療が必要となったとしても、一人一人の人生が満たされたものになりますように、と願う一日となりました。
倫子アイクリニック
院長 松原 倫子